自己血、手術前の外来

2020年2月13日(木) (その1)

 この日は、手術前の最後の外来が予定されていました。結果としては、外来で先生にお目にかかったのは、セカンド・オピニオンを入れて3回、保険診療というか普通の診察では2回だけでした。

 診察の前にあったのが、自己血の採血。手術のときに出血が予想されるので輸血が必要になる可能性があるのですが、その際、他人の血より自分の血のほうが安全なので、事前に自分の血を採っておいて保管しておくとのこと。

 白血球が少ないので問題になるのかと思っていたのですが、輸血という意味で必要なのは赤血球らしく、貧血がない(=赤血球は充分?)ということで適用になったのです。

 高校生のときに200ccの献血はしたことがありましたが、それ以来、大人になって白血球が少ないことが分かっていたので献血はしたことがなく、400ccなどという採血はもちろん初めてでした。が、別にフラフラもせず。すんなり終わりました。オレンジジュースを飲んで、数日間激しい運動をするなと言われ、自己血は終了となりました。 

 その後、外来の予約が入っていたので妻と合流。近所のクリニックでもらった大腸内視鏡の結果を受付で渡した後、30分も待たないで、診察室に呼んでもらいました。そこでは、検査では目に見える転移など懸念する材料がなかったということで、あらためて手術の説明を受けました。整理すると:

- 部位は胸部下部
- 身体の状態から、開胸・開腹、胸腔鏡・腹腔鏡、ダヴィンチを用いたロボット、どれも可能、かつ、ダヴィンチが使えるように日程を確保してある
- 胃管再建、胃温存回結腸間置のいずれも可能
- 部位的に頸部リンパ節郭清を省略する2領域郭清を予定

と言われ、 ロボット、胃温存回結腸間置・胸骨後経路、2領域郭清の方向となりました。もちろん、なにかの事情で開胸・開腹になる可能性、回結腸が使えず、また、胸骨前になる可能性はありますし、2領域郭清も術中迅速病理の結果によっては3領域に変更することは言われました。また、こちらが3領域を希望すれば最初から3領域郭清でも構わないというお話でしたが、そこは手術日までに考えるということとなりました。

 こちらとしては、胃管再建により、将来ずっと逆流を心配しながら生きていくのが嫌だというのがこちらの病院に決めた大きな理由のひとつでしたし、先生のお人柄も信頼してましたので、このまま進めてもらうことにしました。あとは、手術の前に再度、妻も入れて先生からお話があるというので、手術の前日(2月25日)の午後1時からのお約束をもらいました。ということで、この日は、このあと入院受付をすることになりました。

 入院受付では、ホームページにも出ているパンフレットを渡されてひととおりの説明を受け、また、部屋の希望を尋ねられました。おカネが無尽蔵にあるわけではない一方で、仕事の代わりがおらず、PCと電話はできるだけすぐに使えるようにならなくてはならないという環境下、一般的な個室が比較的リーズナブルだったのでそちらを第一志望にし、4人部屋の間仕切り付きというのを第二志望としておきました。雰囲気的には、個室を希望しておけば可能性は高そうでしたが、入院の前営業日でないと確定しないとのこと。で、その連絡はSMSでやってくれるというのが画期的かな、と思いました。また、入院申込書に、身元引受人(=妻)のほか、同居していない連帯保証人が必要だと言われ、これは弟に頼むことにしました。

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