ESD病理でSM2発覚

2019年12月16日(月)

ESD後ほぼ3週間、退院後2週間で、消化器内科の外来でした。土日とジョギングしていたので、この日から朝のジョギングも再開する予定で、5時15分に起きて、5.6キロ走り、朝食食べてから病院にいって午後分の受付を済ませました。午後3時かなにかの予約で、待たされましたが、ESDが無事に終わったこと、潰瘍の薬をあと1か月分くらい出すことを言われ、終わりかけたときに、医師が思い出したように「あ、そう言えば」と病理レポートを見ました。

「なんだこれは!」と、押し殺した叫び声のような第一声。脈管を伝って食道がんが浸潤していて、最深部が1100μm(1.1ミリ)まで達しているというのが病理レポートで、医師は「こんなの初めて見た」と言い始める始末。調べてみるからといったん診察室から出され、外で待っていると、医師がいろいろなところに電話をかけている様子が聞こえました。

再度呼ばれて説明を受けたところ(あとから分かったことも含めて書いてます):

- 基本的にはEP・LPMにとどまっている
- 取るべき癌は取り切れている
- 一番深いところは腺癌の成分を持っている
- 病理の教授にきいたところ、珍しい症例でよく覚えているとのこと
- 食道・胃外科にきいたところ、ガイドラインはない
- 消化器内科の範疇を超えた

ということで、食道・胃外科の教授宛の院内紹介状をもらいました。教授診は水曜日で、消化器内科からは食道・胃外科の予約を入れられないので、水曜日に予約なしで行くように言われました。

可能性がゼロではないことはわかっていたものの、追加治療とは手術かケモラジだというくらいの予備知識はあったので、ものすごいショックでした。

だって、半年ごとに、1回30分の内視鏡検査やってて、かつ、食道ESD後のフォローアップですから食道がん高リスクだってわかってたわけですよ。それで、前年12月の検査ではなにもなかったのに、6月の検査で怪しげなものが見つかり、取ってみたら手術が必要って、話が違うっていう感じですよね。しかも、前年12月の段階で医師の面倒くさそうさに負けていたら、この年の12月まで内視鏡受けてなかったわけじゃないですか。 なのに、11月末のESDで追加治療が必要って、現実とは思えませんでした。

その日の夕方は外部の会合があったのですが、とても行く気になれず、キャンセルしようとしたら、実は申し込んでいなかったことがわかり、いったん会社に戻ったものの、すぐに帰宅しました。 この日から、本格的ながん患者生活がスタートすることになったのです。

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