初回ESDと保険

ESD治療とは言え、悪性新生物であったことには変わりないわけで、疾病保険の申請をすることになりました。

もともと入っていた生命保険は、当時、外国債券のセールスマンをしていた関係で、一番のお客さんだった中目黒の生保でした。その後、その保険会社が破綻して外資系になっても放っておいたのですが、子供が生まれて、引っ越したときを機に夫婦で保険を見直しました。すでに血液内科にかかっていたので、 きちんと告知をしたところ、生命保険にはもう入れないと言われ、その変わり、死亡保険金がほとんどない疾病保険に入っていたのです。

ESD後に保険金を申請したときに気付いたのですが、悪性新生物と診断されると、それ以降、保障は継続するのに保険料を支払わなくてもよくなるという特約がついてました。それもあって、保険調査は結構念入りでした。

まず、調査員が自宅に来て、聞き取りがありました。その時、告知済みでもありましたらから白血球が少ないこと、血液内科にかかっていること、などお話をし、必要であれば血液内科の先生にあたってくれと言ったんですね。そしたら、電話や訪問でものすごい時間をかけたらしく、予約の変更のために先生から自宅に電話があったとき「長年医者をやっているけれど、あんなしつこいのは初めてだった」と妻に愚痴をこぼされるほどすごかったようです。要するに、既往症(白血球が少ない)が、食道がんと因果関係があると言わせたかったようなのですが、先生はまったく関係ないと言い切って下さり、結果、保険金はきちんとおりました。

当時、高額療養費の限度額はいまよりも随分低く、また、個室ではなくて二人部屋だったので、結果として、入院だけを見ると保険でプラスになりました。もっとも、他の分や家族の分がありましたから、確定申告で少し戻ってくるくらいにはなりましたが。

この、がんと一度診断されると保険料なし、保障継続という特約が、2回目のESDにも効いてくるわけです 

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